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映画『テロ、ライブ』のネタバレ!

映画『テロ、ライブ』は、2013年に製作された韓国のサスペンスドラマです。不祥事でラジオ局に左遷された元ニュースキャスターが、生放送中に起きたテロ事件に巻き込まれる様子を、緊迫感あふれる演出で描いています。ワンシチュエーションで展開されるストーリー、社会風刺、そして衝撃的な結末が観る者を魅了します。この記事では、『テロ、ライブ』のネタバレを含むあらすじ、キャスト、作品概要について詳しく解説します。

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テロ、ライブのネタバレ!

映画『テロ、ライブ』は、ラジオ番組の生放送中にリスナーを名乗る男からの脅迫電話から始まります。元ニュースキャスターのユン・ヨンファは、いたずらだと思っていたその電話が現実となり、橋の爆破テロが発生。犯人は、政府高官の謝罪を要求し、ユンは事件の独占生中継を始めます。

しかし、事態は悪化の一途をたどり、警察庁長官が殺害され、ユン自身もイヤホンに爆弾を仕掛けられることに。

最終的に、ユンはテロリストの少年から渡された爆弾スイッチを押し、放送局のビルごと爆破してしまいます。

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「テロ、ライブ」の概要

映画『テロ、ライブ』は、キム・ビョンウが監督・脚本を手掛けた作品です。長編映画デビュー作であり、青龍映画賞と黄金撮影賞で新人監督賞をダブル受賞しました。2014年8月30日に日本で公開され、上映時間は98分です。この作品は、サスペンスとドラマの要素を含み、韓国社会の闇を描いているとも評されています。特に、政府やメディアの腐敗格差社会の問題などがテーマとして扱われています。また、ワンシチュエーションで物語が展開されるため、緊張感が途切れない点が特徴です。映画は、ロッテエンタテインメントが製作し、ミッドシップが配給を担当しました。

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テロ、ライブのキャスト

ユン・ヨンファ(ハ・ジョンウ)

元国民的ニュースキャスターで、不祥事によりラジオ局へ左遷された主人公。テレビ局への復帰を望んでおり、テロ事件を独占スクープとして利用しようとします。ハ・ジョンウは、『チェイサー』や『ベルリンファイル』などの作品で知られています。

チャ・デウン(イ・ギョンヨン)

報道局長で、ユンの上司視聴率を上げることに執着し、保身のためには手段を選ばない人物として描かれています。イ・ギョンヨンは、多くの映画やドラマで活躍するベテラン俳優です。

パク・ジョンミン(チョン・ヘジン)

ラジオ局の主任で、ユンの元妻。物語の後半では、テロ事件に巻き込まれてしまう人物です。チョン・ヘジンは、様々な作品で幅広い役柄を演じている女優です。

テロ、ライブのあらすじと結末

転落したキャスター、テロの始まり

ユン・ヨンファは、かつては国民的なニュースキャスターでしたが、不祥事によりラジオ局に左遷されていました。ある日、彼が担当するラジオ番組に、パク・ノギュと名乗る男から脅迫電話がかかってきます。**「漢江の橋を爆破する」**という言葉を最初はいたずらだと思っていたユンでしたが、直後に橋が爆破され、事態の深刻さを認識します。

独占生中継、高まる緊張

ユンは、このテロ事件を独占スクープとして利用し、テレビ局への復帰を画策します。彼は、警察への通報を後回しにし、犯人との生放送を開始します。犯人の要求は、20年前の建設現場の事故に対する大統領の謝罪でした。しかし、政府は謝罪を拒否し、事態はさらに悪化していきます。

予測不能な展開、深まる闇

番組の生放送中、女性アナウンサーのマイク警察庁長官のイヤホンに爆弾が仕掛けられ、爆破されるという衝撃的な展開が続きます。さらに、ユン自身もイヤホンに爆弾を仕掛けられ、身動きが取れなくなります。犯人の正体が、20年前の事故で亡くなった労働者の息子であることが明らかになり、政府の隠蔽工作メディアの腐敗が浮き彫りになります。

絶望的な結末、最後の選択

元妻が爆破された橋に取り残されていることを知ったユンは、必死に救出しようとしますが、橋は完全に崩壊します。犯人の少年は射殺され、全てが終わったかに見えましたが、ユンは収賄の事実が明るみに出ることを知り、絶望します。そして、犯人の遺志を継ぎ、テロリストから渡された爆弾のスイッチを押して、放送局のビルごと爆破します。

まとめ

映画『テロ、ライブ』は、ワンシチュエーションという限られた空間で繰り広げられる、緊迫感あふれるサスペンスドラマです。社会風刺を盛り込み、政府やメディアの腐敗格差社会の問題を深く掘り下げている点も評価されています。ハ・ジョンウをはじめとする俳優たちの迫真の演技、そして予想を裏切る衝撃的な結末は、観る者に強い印象を与えます。ラストの救いのない展開は、観る人によって賛否が分かれるかもしれませんが、社会に対する問題提起として、深く考えさせられる作品です.