ジョン・スタージェス監督による不朽の名作『OK牧場の決斗』。ワイアット・アープとドク・ホリデイの熱い友情、そしてOK牧場での壮絶な決闘を描いた西部劇です。この記事では、映画のあらすじ、ネタバレ、キャスト、見どころを徹底的に解説します。
『OK牧場の決斗』のネタバレ!
映画『OK牧場の決斗』は、伝説の保安官ワイアット・アープと、アウトローな賭博師ドク・ホリデイが、固い友情で結ばれていく物語。ワイアットは、悪党クラントン一家を追ってトゥームストーンにやってきますが、町はクラントン一家の無法によって荒らされていた。
ワイアットは、兄である保安官バージル、弟のモーガンと共にクラントン一家に立ち向かいます。ドクもまた、ワイアットに助けられた恩義から彼に協力し、OK牧場での決闘に参加します。激しい銃撃戦の末、ワイアットたちはクラントン一家を打ち倒し、町に平和を取り戻します。
ワイアットは、ローラという女性を迎えに行き、ドクはワイアットに別れを告げ、それぞれの道を歩みます。
『OK牧場の決斗』の概要
『OK牧場の決斗』(原題: Gunfight at the O.K. Corral)は、1957年に製作されたアメリカ映画。上映時間は122分。アクション、西部劇のジャンルに分類されています。ジョン・スタージェスが監督を務め、レオン・ウーリスが脚本を担当しました。
ジョン・スタージェス
ジョン・スタージェスは、アメリカを代表する映画監督。西部劇だけでなく、「大脱走」、「荒野の七人」などのアクション映画でも高い評価を得ています。スタージェスは、1960年代の日活アクションにも多大な影響を与えました。
レオン・ウーリス
レオン・ウーリスは、アメリカの脚本家。映画やテレビドラマの脚本を多数執筆しました。
『OK牧場の決斗』のキャスト
ワイアット・アープ(バート・ランカスター)
ドッジシティの保安官。法と秩序を守るため、無法者と戦う。バート・ランカスターは、「地上より永遠に」、「大空港」などにも出演しています。
ドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)
殺し屋、元歯科医。肺を病んでおり、皮肉屋な性格。カーク・ダグラスは、「スパルタカス」などにも出演しています。
ローラ・デンボー(ロンダ・フレミング)
賭博師。ワイアットと恋仲になる。ロンダ・フレミングは、「白い恐怖」などにも出演しています。
アイク・クラントン(ライル・ベトガー)
クラントン一家の長男。ワイアットと対立する。
ビリー・クラントン(デニス・ホッパー)
クラントン一家の三男。若き日のデニス・ホッパーが演じています。
ヴァージル・アープ(ジョン・ハドソン)
トゥームストーンの保安官で、ワイアットの兄。
モーガン・アープ(デフォレスト・ケリー)
ワイアットの弟。
『OK牧場の決斗』のあらすじと結末
ドッジシティからトゥームストーンへ
カンザス州ドッジシティの保安官ワイアット・アープは、悪人を追ってテキサス州フォート・グリフィンに来た。そこで、元歯科医の殺し屋ドク・ホリデイと出会います。ドッジシティに戻ると、ドクも来ており、賭博師のローラ・デンボーと出会う。ローラと相思相愛になり、保安官を辞めて二人でカリフォルニアに行くという話になる。
しかし、アリゾナ州トゥームストーンで保安官をしている兄のヴァージル・アープから手助けの依頼が来る。
ローラの反対を押し切ってトゥームストーンに向かう。ワイアットに恩義を感じているドクも一緒に行く。
OK牧場の決斗
トゥームストーンに到着すると、末弟のジェームズが敵に射殺されるという事件が発生する。さらにアープ兄弟(三人)+ドク対悪人(六人)の銃撃戦が行われた。ワイアットは保安官を辞めて、ローラを追ってカリフォルニアに旅立つ。
ドクとワイアット
決闘を前にケイトが止めるのを振り切って出ていくドク。「あなた(決闘に)行ったら死ぬわよ」と言うケイトに、ドクは「どうせ死ぬのなら、唯一の友と死にたい」と答える。
全てが終わって、カウンターで酒を飲んでいるドクにワイアット・アープがからだの心配をし、あれこれ彼に指図をする。笑いながら聞くドクが、立ち去る彼の背中にかけた最後のセリフが「あばよ、説教師!」。
まとめ
『OK牧場の決斗』は、ワイアット・アープとドク・ホリデイの友情を軸に、正義と悪の戦いを描いた西部劇の傑作。フランキー・レインが歌う主題歌も有名で、映画の雰囲気を盛り上げます。
数あるOK牧場の決闘の映画の中でも、ワイアット・アープとドク・ホリデイの友情を軸に構成されているのが特徴です。2人を愛する女性であるローラとケイトとのエピソードもありますが、メインは何度となく反発しあいながらも心の奥では理解しあう2人の会話が面白く、彼らを応援したくなるでしょう.