「モアナと伝説の海」は、2016年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画です。海に選ばれた少女モアナが、伝説の半神半人マウイと共に、世界を救う冒険へと旅立ちます。美しい南太平洋の島々を舞台に、躍動感あふれる映像と、魂を揺さぶる音楽、そしてモアナの成長と自己発見を描いた感動的なストーリーは、子供から大人まで幅広い世代を魅了しました。この記事では、映画『モアナと伝説の海』のあらすじ、見どころ、そしてネタバレを含めた結末まで詳しく解説します。
映画『モアナと伝説の海』のネタバレ!
モアナは、海の恵みによって暮らす島モトゥヌイの村長の娘です。しかし、島は徐々に衰退し始め、モアナは海に選ばれた少女として、テ・フィティの心を盗んだマウイを探し出し、世界を救う旅に出ます。マウイは最初は協力的ではありませんでしたが、モアナの決意と優しさに触れ、共にテ・フィティを目指すことに同意します。
数々の困難を乗り越え、モアナはテ・フィティの心がテ・カァという溶岩の悪魔に変化したことを悟ります。モアナはテ・カァに心を返し、テ・フィティを復活させ、世界に平和を取り戻します。
マウイはモアナに航海の術を教え、モアナは村に帰還後、人々を率いて新たな航海へと出発します。
「モアナと伝説の海」の概要
「モアナと伝説の海」は、2016年にアメリカで公開され、日本では2017年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画です。監督はロン・クレメンツとジョン・マスカー、脚本はジャレド・ブッシュが務めました。 世界全体の興行収入は6億9,000万ドルを超え、日本では51億円を超える大ヒットを記録しました。 ポリネシア諸島をモデルにした美しい自然と、モアナやマウイといった魅力的なキャラクター、そして「どこまでも~How Far I’ll Go~」をはじめとする心に残る音楽が、世界中の観客を魅了しました。
モアナは、南太平洋の島モトゥヌイの村長の娘として生まれ、いつか父の跡を継いで村を率いることを期待されています。 しかし、モアナは幼い頃から海に不思議な魅力を感じ、島の外の世界へ憧れを抱いています。 ある時、モアナの島に危機が訪れます。作物が枯れ、魚が獲れなくなり、島は衰退の一途をたどります。 モアナの祖母タラは、島の危機を救うには、伝説の半神半人マウイを探し出し、1000年前に彼が盗んだ命の女神テ・フィティの心を返すしかないとモアナに告げます。
海に選ばれた少女モアナは、祖母の言葉を胸に、小さなカヌーで危険な航海へと旅立ちます。 旅の途中、モアナはマウイと出会い、彼と共にテ・フィティの心を探し求める冒険が始まります。
映画『モアナと伝説の海』のキャスト
モアナ(アウリイ・クラヴァーリョ/屋比久知奈)
モトゥヌイ島の村長の娘であり、海に選ばれた少女。 勇敢で好奇心旺盛、そして心優しい性格で、島の危機を救うために危険な航海へと旅立ちます。 アウリイ・クラヴァーリョは、ハワイ先住民の血を引くハワイ出身の女優、歌手です。 日本語吹き替え版では、沖縄出身の屋比久知奈がモアナの声を担当しています。
マウイ(ドウェイン・ジョンソン/尾上松也)
風と海を司る伝説の半神半人。 1000年前にテ・フィティの心を盗んだことで、世界に闇をもたらしたとされています。 自信家で豪快な性格ですが、過去のトラウマを抱えています。 ドウェイン・ジョンソンは、アメリカの俳優、元プロレスラー。 日本語吹き替え版では、歌舞伎役者の尾上松也がマウイの声を担当しています。
タラ(レイチェル・ハウス/夏木マリ)
モアナの祖母であり、モアナの良き理解者。 モアナに島の伝説を語り、彼女を冒険へと導きます。 ポリネシアの文化に精通しており、モアナに助言を与え、心の支えとなります。 レイチェル・ハウスは、ニュージーランド出身の女優です。 日本語吹き替え版では、夏木マリがタラの声を担当しています。
映画『モアナと伝説の海』のあらすじと結末
モアナの旅立ち
モトゥヌイ島は、豊かな自然に恵まれた美しい島です。 人々は、海の恵みによって平和に暮らしていましたが、ある時から魚が獲れなくなり、作物は枯れ始めます。
モアナは、島の危機を救うために、祖母タラから島の伝説を聞かされます。 伝説によると、世界の闇は、半神半人マウイが命の女神テ・フィティの心を盗んだことから始まったとされています。 そして、いつの日か海に選ばれた者が現れ、マウイと共にテ・フィティの心を返しに行くという予言が残されていました。 モアナは、幼い頃に海からテ・フィティの心を託されたことを思い出し、自分が海に選ばれた者だと確信します。 しかし、モアナの父であり、村長のトゥイは、島の人々が安全に暮らせるよう、サンゴ礁の外へ出ることを禁じていました。
モアナは、父に反対されながらも、祖母の死をきっかけに、テ・フィティの心を返しに、たった一人で海へと旅立ちます。
マウイとの出会い
モアナは、航海の途中で嵐に遭い、無人島に流れ着きます。 そこで、モアナは伝説の半神半人マウイと出会います。 モアナはマウイに、テ・フィティの心を返す旅に協力してくれるよう頼みますが、マウイは1000年前にテ・フィティの心を盗んだことで人間に感謝されると思ったものの、逆に恐れられた過去から、人間を信用しておらず、モアナの頼みを拒否します。
海賊との戦い
モアナとマウイは、航海の途中で、光るものを集めるのが大好きなココナッツの海賊カカモラに襲われます。 マウイは、モアナを守るために戦いますが、カカモラの多勢に無勢、テ・フィティの心は奪われてしまいます。 しかし、モアナの機転と勇気によって、カカモラは自滅し、モアナたちはテ・フィティの心を取り戻します。
巨大ガニとの対決
モアナとマウイは、マウイの魔法の武器である「神の釣り針」を取り戻すため、巨大ガニのタマトアが住む海底の王国へ向かいます。 タマトアは、光り輝く財宝を身にまとった巨大なカニで、マウイの神の釣り針も奪っていました。
モアナとマウイは、タマトアを相手に激しい戦いを繰り広げます。 マウイは、神の釣り針なしでは本来の力が出せず苦戦しますが、モアナの機転と協力によって、タマトアを倒し、神の釣り針を取り戻すことに成功します。
マウイの過去
マウイは、神の釣り針を取り戻したことで、再び自信を取り戻します。 しかし、マウイはテ・カァとの戦いで神の釣り針が壊れそうになると、戦うことを諦め、モアナの元を去ってしまいます。
モアナは、マウイが去った後も、一人でテ・フィティの島を目指します。 その途中、モアナは祖母タラの霊と再会します。 タラは、モアナに「あなたは誰?」と問いかけます。 モアナは、自分の心の声に耳を傾け、「私はモアナ!」と力強く宣言します。 モアナは、自分の進むべき道を再確認し、テ・フィティの島へと向かいます。
テ・カァとの対峙と世界の再生
モアナは、テ・フィティの島にたどり着きますが、島は荒れ果てており、テ・フィティの姿はどこにも見当たりません。 モアナの前に、溶岩の悪魔テ・カァが現れます。 モアナは、テ・カァこそが心を失ったテ・フィティの姿だと気づきます。 モアナは、テ・カァにテ・フィティの心を返そうとしますが、テ・カァの攻撃を受け、阻まれてしまいます。
その時、マウイがモアナの元に戻ってきます。 マウイは、モアナを守るために、テ・カァに立ち向かいます。 マウイは、テ・カァの攻撃を受け、神の釣り針は壊れてしまいますが、それでも諦めずに戦い続けます。 モアナは、マウイの勇気に心を打たれ、テ・カァに近づき、「本当のあなたに戻って」と語りかけます。
モアナの言葉に心を動かされたテ・カァは、静かにテ・フィティの心を受け入れます。 テ・カァの姿は消え、緑に覆われた美しい女神テ・フィティの姿が戻ります。 テ・フィティは、世界に生命をもたらし、島々に緑を蘇らせます。
新たな旅立ち
世界は平和を取り戻し、モアナはマウイと共にモトゥヌイ島に帰還します。 マウイは、モアナに航海の術を教え、モアナは村の人々を率いて新たな航海へと出発します。 モアナは、自分の心の声に従い、海を旅して生きていくことを決意します。 モアナの冒険は、まだ始まったばかりです。
まとめ
「モアナと伝説の海」は、美しい映像と感動的な音楽、そしてモアナの成長と自己発見を描いたストーリーが魅力的な作品です。 モアナは、困難に立ち向かう勇気、自分の心に従う強さ、そして他者を思いやる優しさを見せてくれます。 「モアナと伝説の海」は、私たちに、自分の可能性を信じ、夢に向かって進んでいくことの大切さを教えてくれるでしょう。