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ジャッキー・チェンの近況と俳優人生

アクションスターとしての道を歩み始めたジャッキー・チェン。ブルース・リーとは異なる、コミカルさを交えた独自のアクションスタイルを確立し、瞬く間に観客の心を掴みました。そんな彼が今年70歳を迎え、その近影が公開され、中華圏で驚きの声が上がっています。今回は、そんなジャッキー・チェンの波瀾万丈な俳優人生をさらに深く掘り下げていきましょう。

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ジャッキー・チェンの近況と俳優人生

2024年4月7日に70歳を迎えたジャッキー・チェンの近影が公開され、中華圏では驚きの声が上がっており、その年齢を感じさせる姿にSNSなどで様々なコメントが見られています。

ジャッキー・チェンは1954年4月7日に香港で生まれ、7歳から約10年間、中国戯劇学院で京劇や中国武術を学びました。1962年に映画デビュー後、エキストラやスタントマンを経て、1976年から現在の芸名で活動しています。ブルース・リーとは異なる、コミカルさを交えた独自のアクションスタイルを確立し、観客を魅了しました。

CG技術が一般的ではなかった時代に、観客の期待に応えるため、危険なアクションに果敢に挑んでいたと語っています。

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ハリウッド進出と世界的成功

幾度かのハリウッド挑戦を経て、1995年公開の『レッド・ブロンクス』でアジア映画として初めて全米興行収入初登場1位を獲得し、ハリウッドへの道が開かれました。

そして、1998年の『ラッシュアワー』の大ヒットにより、ハリウッドスターとしての地位を確立しました。その後もアメリカ映画を中心に活躍し、世界的な知名度を高め、2002年にはハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれました。

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近年の活動と最新作『ライド・オン』

近年も映画出演を続けており、2023年にはジョン・シナと共演した『プロジェクトX トラクション』がNetflixで配信されました。最新作『ライド・オン』では、ベテランスタントマン役を演じ、昔気質な主人公ルオ・ジーロンに自身を重ね合わせています。

この作品はある意味「ジャッキー・チェンの集大成」と言えるかもしれません. 70歳を迎えてもなおアクション俳優として肉体を駆使して演じ続ける理由について、自身の長いキャリアというエッセンスなしには生まれない作品だと語っています。CG技術があれば命がけのアクションはやらなかったかもしれないと語りつつも、自身の肉体を通してアクションを演じてきたからこそファンが観てくれるのだと述べています。

『ライド・オン』の日本公開に合わせて13年ぶりに来日し、舞台挨拶で日本のファンと交流しました。スケジュールが厳しい中、日本のファンに会いたいという強い思いで来日したことを明かしています。

ファンとの交流と日本との繋がり

ジャッキー・チェンはファンを大切にする温かい人柄で知られています。香港のオフィスでの取材時に、自らデザートをすすめたり、食事に招待したりといったエピソードが伝えられています。

親日家としても知られ、1980年代には日本で絶大な人気を誇り、『ドランクモンキー 酔拳』などが日本でのジャッキーフィーバーのきっかけとなりました。西城秀樹とは親友であり、コンサートで共演したり、体調を気遣うメッセージを送り合ったりするなどの交流がありました。

しかし近年では、中国共産党との親密な関係などが影響し、日本での人気に変化が見られるとの指摘もあります。

過去の経験と現在の心境

若い頃は傍若無人な振る舞いもあったと自身を振り返っていますが、キャリアを通じてファンやメディア、様々な人々、書物から人生について学び、「善き人間」へと向かえていると感じていると語っています。

その功績が認められ、2016年にはアカデミー名誉賞を受賞し、ファンへの感謝を述べました. 過去には金馬奨最優秀主演男優賞も受賞しています。

ジャッキー・チェンの結婚と子どもたち

アクションスターとして世界的に有名なジャッキー・チェンは、台湾出身の女優、林鳳嬌(ジョアン・リン)さんと1度結婚しており、離婚歴はありません。お二人は1982年にロサンゼルスで極秘に結婚式を挙げました。ジョアン・リンさんは結婚後、芸能界を引退しています。

ジャッキー・チェンさんには2人のお子さんがいます。妻のジョアン・リンさんとの間には、息子のジェイシー・チャン(房祖名)さんがいます。ジェイシー・チャンさんは1982年12月3日にロサンゼルスで生まれ、音楽や演技の教育を受け、芸能界で活動した時期もありましたが、2014年には薬物使用で逮捕されています。

もう一人のお子さんは、元「ミス・アジア」グランプリで元俳優のエレイン・ン(呉綺莉)さんとの不倫関係によって生まれた娘、エッタ・ン(呉卓林)さんです。エッタ・ンさんは母親のエレイン・ンさんに育てられました。報道によると、ジャッキー・チェンさんとエッタ・ンさんは生まれてから一度も交流がないとされています。

エッタ・ンさんは2017年に自身が同性愛者であることをカミングアウトし、2018年にはカナダ人女性と結婚しました。その際、エッタ・ンさんは「愛は間違いなく、血よりも濃い。愛は常に勝つ」とコメントしています。エッタ・ンさんは、自身の両親がホモフォビアであるために家を出たと語り、経済的な困難からホームレス生活を送っていたことも明かしています。困難な状況にある娘をサポートしないジャッキー・チェンさんに対し、メディアからは「娘を見捨てた」との批判が出ています。

エッタ・ンさんが同性婚を発表した際、母親のエレイン・ンさんは「子供は成長するもの」と現在の心境を語っています。一方で、ジャッキー・チェンさん自身は娘の同性婚について公にはコメントしていませんが、一部報道では娘の性的指向は構わないと話したとされています。

まとめ

70歳を迎えた今も、最新作『ライド・オン』でアクション俳優としての情熱を持ち続け、シリアスな演技への挑戦も視野に入れているジャッキー・チェンの今後の活躍に、引き続き注目が集まります。