「アイアンマン2」は、2010年に公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の3作目にあたる作品です。前作「アイアンマン1」から半年後を舞台に、トニー・スタークの新たな戦いが描かれます。今作では、 スパイのブラック・ウィドウが初登場し、S.H.I.E.L.D.との接触が増え、アベンジャーズ計画への伏線が数多く含まれています。この記事では、「アイアンマン2」のあらすじ、登場人物、見どころ、そしてネタバレまで徹底的に解説していきます。
映画『アイアンマン2』ネタバレ!
「アイアンマン2」は、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)がアイアンマンであることを公表した半年後から始まります。軍事会議でスーツの引き渡しを拒否する一方、父ハワードの元共同研究者の息子イワン・ヴァンコ(ミッキー・ローク)は復讐を誓い、ウィップラッシュを開発。モナコのカーレース中にスタークを襲撃するも、アイアンマンに敗れ逮捕されます。
スタークはアーク・リアクターの影響で健康を害し、社長職をペッパーに譲ります。秘書として雇ったナタリー・ラッシュマンがS.H.I.E.L.D.のナターシャ・ロマノフであると判明し、フューリーから父ハワードの遺品を託され、新たな元素を発見してリアクターを改良します。
一方、ジャスティン・ハマーはイワンを脱獄させ、スターク・エキスポでロボットを発表。しかしイワンはドローンを暴走させ、アイアンマンとウォーマシンが迎撃。最終的に2人はイワンを倒し、勲章を授与されますが、スタークはアベンジャーズ不合格となります。最後にムジョルニアが発見され、物語は幕を閉じます。
映画『アイアンマン2』の概要
「アイアンマン2」は、 監督ジョン・ファブロー、 脚本ジャスティン・セローによって制作されました。
監督:ジョン・ファブロー
ジョン・ファブローは、俳優、監督、プロデューサーとして多岐にわたる才能を発揮しています。彼は「アイアンマン」シリーズの1作目と2作目の監督を務め、MCUの成功に大きく貢献しました。また、俳優としては、「アイアンマン」シリーズでハッピー・ホーガン役を演じていることでも知られています。
脚本:ジャスティン・セロー
ジャスティン・セローは、俳優、映画監督、脚本家として活躍しています。彼は「アイアンマン2」の脚本を手掛け、アクションとユーモアのバランスが取れたストーリー展開で観客を魅了しました。
映画『アイアンマン2』のキャスト
トニー・スターク/アイアンマン:ロバート・ダウニー・Jr
ロバート・ダウニー・Jrは、アイアンマンことトニー・スタークを見事に演じ、世界的な人気を獲得しました。「シャーロック・ホームズ」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズなど、数々のヒット作に出演しています。
ペッパー・ポッツ:グウィネス・パルトロー
グウィネス・パルトローは、トニー・スタークの秘書であり、後に恋人となるペッパー・ポッツを演じました。「恋におちたシェイクスピア」でアカデミー主演女優賞を受賞するなど、実力派女優として知られています。
ジェームズ・ローディ・ローズ/ウォーマシン:ドン・チードル
ドン・チードルは、トニー・スタークの親友であり、後にウォーマシンとなるジェームズ・ローディ・ローズを演じました。「ホテル・ルワンダ」でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、演技力が高く評価されています。
ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ:スカーレット・ヨハンソン
スカーレット・ヨハンソンは、S.H.I.E.L.D.のスパイであり、後にアベンジャーズの一員となるブラック・ウィドウを演じました。「ロスト・イン・トランスレーション」や「アベンジャーズ」シリーズなど、数々の話題作に出演しています。
ジャスティン・ハマー:サム・ロックウェル
サム・ロックウェルは、スターク・インダストリーズのライバル企業、ハマー・インダストリーズのCEOであるジャスティン・ハマーを演じました。「スリー・ビルボード」でアカデミー助演男優賞を受賞するなど、個性的な演技で観客を魅了しています。
イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ:ミッキー・ローク
ミッキー・ロークは、トニー・スタークの父、ハワード・スタークに恨みを抱く科学者イワン・ヴァンコを演じました。「レスラー」でゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)を受賞するなど、存在感のある演技で知られています。
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
サミュエル・L・ジャクソンは、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーを演じました。「パルプ・フィクション」や「アベンジャーズ」シリーズなど、数々の作品に出演しています。
映画『アイアンマン2』あらすじと結末
アイアンマンであることを公表
物語は、トニー・スタークがアイアンマンであることを公表した半年後から始まります。スタークは、未来技術を発表するスターク・エクスポを開催しますが、アイアンマンのスーツを兵器とみなす軍事会議に召集され、スーツの引き渡しを命じられます。
スターク一族への復讐
一方、かつてトニーの父、ハワード・スタークと共にリアクターを共同開発していた科学者アントン・ヴァンコが亡くなり、その息子イワン・ヴァンコは、スターク一族への復讐を誓います。イワンは、父の発明であるリアクターを基に、ウィップラッシュ・マーク1を開発し、トニーに襲い掛かります。
S.H.I.E.L.D. の登場
トニーは、アーク・リアクターの元素であるパラジウムが発する毒素によって体を蝕まれており、自暴自棄になっていました。そんな中、S.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーが現れ、 ナタリー・ラッシュマンという秘書が実はS.H.I.E.L.D.のスパイ、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ) であることを明かします。
父ハワードの遺産
フューリーは、トニーに彼の父、ハワードがS.H.I.E.L.D.の創設者の一人であり、トニーのことを高く評価していたことを伝えます。ハワードが残したメッセージを受け取ったトニーは、新たなアーク・リアクターを開発し、毒素を克服します。
ハマー・ドローンの開発
イワンは、スターク社のライバルであるハマー・インダストリーのジャスティン・ハマーに協力し、ハマー・ドローンを開発します。スターク・エクスポで、イワンが遠隔操作するドローンが暴走し、アイアンマンとウォーマシンは、ドローンを掃討します。
ウィップラッシュとの最終決戦
最後に、イワンは改良されたウィップラッシュとして再び現れ、アイアンマンとウォーマシンに戦いを挑みます。激しい戦いの末、2人は協力してウィップラッシュを倒します。
アベンジャーズ計画とソーへの伏線
戦いの後、 ロマノフからの評価が低かったトニーは、アベンジャーズのメンバーとしては不合格 となりますが、フューリーからは「相談役」として認められます。また、コールソンがニューメキシコで発見したムジョルニアは、次作「マイティ・ソー」への伏線となっています。
まとめ
「アイアンマン2」は、トニー・スタークの苦悩と成長、そしてアベンジャーズ計画への伏線が描かれた重要な作品です。 ブラック・ウィドウの初登場や、ウォーマシンの活躍など、見どころ満載です。アベンジャーズへと繋がる物語をぜひお楽しみください。