異常気象が頻発する近未来、気象制御システム「ダッチボーイ」の暴走から地球を救うべく、兄弟が宇宙で、地上で奔走する姿を描いたディザスター・アクション映画『ジオストーム』。今回は、本作のあらすじ、キャスト、そして衝撃の結末までネタバレ全開で徹底解説します。
『ジオストーム』のネタバレ!
2022年、気象制御システム「ダッチボーイ」がウィルスに感染し、世界各地で同時多発的に異常気象が発生。香港では爆発、リオデジャネイロでは凍結、東京では巨大な雹が降るなど、未曽有の危機が訪れます。開発者であるジェイクは、宇宙ステーションで原因究明に奔走。
一方、地上では弟のマックスが陰謀を阻止しようと奮闘します。実はこの異常気象は、国務長官デッコムによる陰謀であり、彼はダッチボーイを兵器として利用し、アメリカの覇権を確立しようとしていたのです。
ジェイクは、ステーションの自爆装置が作動する中、ウーテの協力を得てシステムの再起動に成功。地球規模の災害「ジオストーム」を阻止し、地球を救います。
『ジオストーム』の概要
- 監督: ディーン・デブリン
- 脚本: ディーン・デブリン、ポール・ギャリオット
- 製作国: アメリカ
- 公開年: 2018年 (日本)
『ジオストーム』は、ディーン・デブリンが監督を務めた、2018年公開のアメリカ製ディザスター・アクション映画です。異常気象が頻発する近未来を舞台に、気象制御システム「ダッチボーイ」の暴走と、それに立ち向かう人々の姿を描いています。 spettacolareな映像と手に汗握る展開が話題を呼びましたが、ストーリーの粗さやご都合主義な展開も指摘されました。興行収入は、製作費1億2000万ドルに対し、全世界で2億2000万ドルを記録しています。
『ジオストーム』のキャスト
ジェイク・ローソン(ジェラルド・バトラー)
ダッチボーイの開発者であり、物語の主人公。 優秀な科学者だが、上司の許可なくシステムを操作したため解雇されてしまう。 演じるジェラルド・バトラーは、『300 〈スリーハンドレッド〉』での屈強な戦士役で知られるアクションスター。
マックス・ローソン(ジム・スタージェス)
ジェイクの弟で、ダッチボーイの管理者。兄とは対照的にエリート官僚だが、兄を尊敬し、その才能を高く評価している。演じるジム・スタージェスは、『 cloud Atlas』など、様々なジャンルの作品で活躍する実力派俳優。
サラ・ウィルソン(アビー・コーニッシュ)
大統領警護官で、マックスの恋人。 強く、賢く、勇敢な女性で、マックスをサポートし、陰謀に立ち向かう。アビー・コーニッシュは、その美貌と演技力で多くのファンを持つ。
レナード・デッコム(エド・ハリス)
アメリカ合衆国国務長官。 表向きは有能な政治家だが、裏では恐ろしい陰謀を企んでいる。演じるエド・ハリスは、『アポロ13』など、数々の名作に出演するベテラン俳優。
アンドリュー・パルマ大統領(アンディ・ガルシア)
アメリカ合衆国大統領。 国民の安全を第一に考えるが、政治的な駆け引きにも長けている。アンディ・ガルシアは、『オーシャンズ11』シリーズなど、幅広い役柄を演じる名優。
ウーテ・ファスビンダー(アレクサンドラ・マリア・ララ)
国際宇宙ステーションの司令官。 責任感が強く、冷静沈着な女性で、ジェイクと共に危機に立ち向かう。アレクサンドラ・マリア・ララは、ヨーロッパを中心に活躍する女優。
デイナ(ザジー・ビーツ)
政府のデータ分析官で、マックスの友人。 マックスに協力し、陰謀の解明に貢献する。ザジー・ビーツは、近年注目を集めている若手女優。
『ジオストーム』のあらすじと結末
異常気象とダッチボーイの異変
2019年、世界中で異常気象が多発し、アメリカと中国主導で17か国が協力し、気象制御システム「ダッチボーイ」を開発。しかし3年後、アフガニスタンで村人が凍りつくという異常事態が発生。ダッチボーイの設計者であるジェイクは、査問会で責任を追及され、解雇される。
香港での爆発と「ゼウス計画」
香港では、気象制御機構の職員が異常を調査中に爆発事故に巻き込まれる。彼はマックスに「ゼウス」という言葉を残し死亡。一方、宇宙ステーションでは、ジェイクが回収した衛星データから、事故ではなくウィルスによるものであることが判明。マックスは、政府のデータ分析官デイナと協力し、「ゼウス計画」というファイルを発見。それは、ダッチボーイを兵器として利用し、世界中に異常気象を発生させる計画だった。
宇宙ステーションでの戦いと地球規模の危機
ジェイクは、ダッチボーイを再起動させるために必要な停止コードが大統領の指紋と網膜にあることを知る。マックスは、大統領警護官である恋人のサラに協力を依頼し、大統領から停止コードを盗み出す。しかし、黒幕は国務長官デッコムであり、彼はマックスを殺そうとする。宇宙ステーションでは、ジェイクがウィルスを作成したシステム担当のダンカンと対峙。激しい戦いの末、ダンカンは宇宙空間に放り出される。
地球を救った兄弟の絆
ジェイクは、大統領から停止コードを受け取り、ダッチボーイの再起動を試みる。自爆装置が作動する中、彼はウーテの協力を得て、システムの再起動に成功。ジオストームの発生を防ぎ、地球を救う。ジェイクとウーテは、脱出用の衛星で脱出し、救助される。6ヶ月後、ジェイクは新たな衛星システムを構築するために再び宇宙へ旅立つ。
まとめ
映画『ジオストーム』は、異常気象という身近な問題をテーマに、スペクタクルな映像とスリリングな展開で観客を魅了する作品です。兄弟の絆、陰謀、そして地球を救うために奮闘する人々の姿は、観る者に勇気と希望を与えてくれます。