大人気カーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の第6作目となる『ワイルド・スピード EURO MISSION』。本作では、ドミニク・トレット率いるファミリーがヨーロッパを舞台に、元特殊部隊のリーダーが率いる国際犯罪組織と激しい戦いを繰り広げます。死んだはずの恋人の再会、シリーズを象徴するド派手なカーアクション、そして衝撃のラストまで、目が離せない展開が満載です。
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』のネタバレ!
『ワイルド・スピード EURO MISSION』は、ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)と仲間たちがFBI捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)から、英国の元特殊部隊のオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)が率いる犯罪組織を追う依頼を受けるところから始まります。ショウの組織に加わったのは、なんとドミニクの死んだはずの恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)。ドミニクはレティを取り戻すため、仲間たちと共に再び戦うことを決意します。
やがて、ショウの狙いが「ナイトシェード」という特殊装置を完成させることだと判明。壮絶なカーチェイスの末、ドミニクたちはショウを倒し、レティと再会。
しかし、エンドクレジットでは新たな脅威が示唆され、物語は続きます。
「ワイルド・スピード EURO MISSIONの概要」
映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』は、「ワイルド・スピード」シリーズの第6作目として、世界中で大きな興行収入を記録しました。 日本国内での興行収入は約20億2000万円、観客動員数は約134万人を記録し、2013年の洋画興行収入ランキングで1位を獲得するほどの成功を収めました。 また、全世界での興行収入は約868億円に達し、当時のシリーズ最高記録を更新しています。
ジャスティン・リン(監督)
ジャスティン・リンは、台湾系アメリカ人の映画監督であり、プロデューサーとしても活躍しています。 彼は、映画『ワイルド・スピード』シリーズにおいて、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から『ワイルド・スピード EURO MISSION』までの4作品で監督を務め、シリーズの方向性を大きく左右する重要な役割を果たしました。
彼の監督作品は、スピード感あふれるアクションシーンと、キャラクターたちの人間ドラマを巧みに融合させる点が特徴です。特に、カーチェイスの迫力と、ファミリーの絆を描くストーリーテリングは、多くの観客を魅了しました。
リン監督は、その後も『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でシリーズに復帰するなど、ワイスピシリーズとは切っても切れない存在となっています。その才能はアクション映画にとどまらず、テレビドラマの監督としても高い評価を得ています。
クリス・モーガン(脚本)
クリス・モーガンは、アメリカ合衆国の脚本家兼プロデューサーであり、『ワイルド・スピード』シリーズにおいて、第3作の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から最新作に至るまで、多数の作品で脚本を担当しています。
彼は、シリーズを通して一貫したストーリーラインを構築し、複雑に絡み合う人間関係や、スケールアップしていくアクションシーンを描き出す手腕が高く評価されています。
モーガンは、ただのカーアクション映画に留まらない、ファミリーの絆やそれぞれのキャラクターの成長を描くことで、シリーズを長年にわたる人気シリーズへと押し上げた立役者の一人と言えるでしょう。彼の脚本は、観客を常にハラハラドキドキさせ、次の展開への期待感を高める要素が満載です。
ワイルド・スピード EURO MISSIONのキャスト
ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
天才的なドライビングテクニックと強いリーダーシップを持つ、ファミリーの要。過去の恋人レティの生存を知り、彼女を救うために再び危険な戦いに身を投じます。ヴィン・ディーゼルは、他に『トリプルX』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどでも主演を務めています。
ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)
元警察官であり、ドミニクの親友であり最高の理解者。ミアとの間に生まれた息子ジャックを大切に思いながらも、ファミリーのために危険なミッションに協力します。ポール・ウォーカーは、『ワイルド・スピード』シリーズ以外にも『イントゥ・ザ・ブルー』などのアクション映画に出演していました。
ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
FBIの特別捜査官で、ドミニクとは因縁があるものの、今作では共闘することになります。強靭な肉体と正義感の持ち主。ドウェイン・ジョンソンは、『ジュマンジ』シリーズや『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』など、多くのアクション映画で活躍しています。
レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)
ドミニクの元恋人で、一度は死亡したと思われていましたが、記憶喪失の状態でオーウェン・ショウの組織に加担していました。気が強く、ドライビングテクニックも一流。ミシェル・ロドリゲスは、『バイオハザード』シリーズや『アバター』などにも出演しています。
オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)
元英国特殊部隊のリーダーで、国際的な犯罪組織を率いる本作の敵役。冷酷で知的な策略家。 ルーク・エヴァンスは、『美女と野獣』や『ドラキュラZERO』などにも出演しています。
ミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター)
ドミニクの妹で、ブライアンの妻。家族を大切に思う優しい女性。ジョーダナ・ブリュースターは、『テキサス・チェーンソー ビギニング』などにも出演しています。
ローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)
ブライアンの幼馴染で、お調子者でユーモア溢れるキャラクター。ムードメーカー的な存在。タイリース・ギブソンは、『トランスフォーマー』シリーズなどにも出演しています。
ジゼル・ヤシャール(ガル・ガドット)
ドミニクの仲間で、元モサドの工作員。ハッキングや格闘術に長けています。ガル・ガドットは、『ワンダーウーマン』シリーズで世界的に有名になりました。
ハン・ルー(サン・カン)
ドミニクの仲間で、ドリフト走行を得意とするクールなドライバー。ジゼルとは恋人同士。サン・カンは、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』からのシリーズ常連です。
テズ・パーカー(リュダクリス)
メカニックと電子機器のスペシャリスト。ファミリーの作戦を技術面からサポートします。リュダクリスは、ラッパーとしても活躍しており、『クラッシュ』などの映画にも出演しています。
エレナ・ネベス(エルサ・パタキー)
前作から登場したドミニクの恋人で、元警察官。今作ではドミニクの決意を支えます。エルサ・パタキーは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などにも出演しています。
ライリー・ヒックス(ジーナ・カラーノ)
ホブスの部下で、格闘術に長けた女性捜査官。オーウェン・ショウの組織と戦います。ジーナ・カラーノは、元総合格闘家としても知られています。
ジャー(ジョー・タスリム)
オーウェン・ショウの部下で、高い格闘能力を持つ。ジョー・タスリムは、『ザ・レイド』など、アクション映画で活躍しています。
デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
ラストシーンに登場する謎の男で、次作のヴィランとなることが示唆されています。ジェイソン・ステイサムは、『トランスポーター』シリーズや『エクスペンダブルズ』シリーズなど、多くのアクション映画で主演を務めています。
ワイルド・スピード EURO MISSIONのあらすじと結末
自由な生活からの急転!ホブスの依頼とレティの生存
ブラジルでの一件以来、平穏な日々を送っていたドミニクと仲間たち。しかし、FBIのルーク・ホブスが彼らの前に現れ、ヨーロッパで暗躍する国際犯罪組織の脅威を告げます。そのリーダーは元特殊部隊のオーウェン・ショウ。ホブスは、ショウが奪った国家機密の奪還に協力を求めますが、ドミニクは一度は拒否します。しかし、ホブスが提示した捜査資料には、なんと死んだはずのドミニクの恋人、レティ・オルティスの写真が。衝撃の事実に、ドミニクは過去の罪の帳消しを条件に、協力を決意し、ファミリーを再び招集します。
オーウェンの野望と再会したレティの変貌
ロンドンに集結したファミリーは、ホブスと共にオーウェン・ショウの逮捕に向けて動き出します。ショウの目的は、盗んだ軍事部品を使って、軍の通信網を24時間遮断する特殊装置「ナイトシェード」を完成させること。インターポールがショウのアジトを急襲しますが、彼は罠を仕掛け逃走。ドミニクは追跡の末、ショウの部下の車を捕獲しますが、そこにいたのは紛れもないレティでした。しかし、ドミニクに銃を向け、冷酷に立ち去るレティは、かつての面影を失っていました。ブライアンは、レティが記憶喪失であり、過去にドミニクたちが倒した麻薬王ブラガの手引きでショウに利用されていたことを突き止めます。
仲間たちの協力と激化する戦い:戦車、そして輸送機へ
レティを取り戻すため、ドミニクは彼女に再び近づこうとしますが、オーウェンの妨害に遭います。一方、ホブスはショウの計画を阻止するため、ドミニクたちと共にNATO基地へ向かいます。ショウは基地から輸送機を強奪し、逃走を図りますが、その際、ミアとジャックを人質に。輸送機を追いかけるドミニクたちの前に、なんと戦車までが現れ、激しいカーチェイスが繰り広げられます。ローマンの機転や、ファミリーの連携により、何とかショウの追撃をかわしますが、輸送機は離陸してしまいます。
悲しい別れと新たな脅威、そしてファミリーの絆
決死の覚悟で輸送機に乗り込んだドミニクとブライアンは、ショウとの最後の戦いに挑みます。地上では、輸送機と車をワイヤーで繋ぎ、離陸を阻止しようとするファミリーのメンバーたちが奮闘。その最中、ジゼルは恋人のハンを救うため、自らの命を犠牲にしてしまいます。激しい格闘の末、ドミニクはショウを打ち倒し、ミアとジャックを救出。約束通り、ファミリーは過去の罪から解放され、レティも記憶を取り戻し、ドミニクの元に戻ります。しかし、平穏が戻ったかに見えたその時、エンドクレジットでは、東京でハンの車がジェイソン・ステイサム演じる謎の男に襲われる衝撃的なシーンが。これは、ファミリーにとって新たな脅威の到来を告げるものでした。
まとめ
『ワイルド・スピード EURO MISSION』は、死んだはずの恋人の復活、前作を上回るド派手なアクション、そして悲しい別れと新たな脅威の登場など、シリーズの魅力を凝縮した作品です。特に、戦車や輸送機との息をのむようなカーチェイスシーンは圧巻であり、ファミリーの固い絆が試される感動的なドラマも描かれています。ラストに登場したジェイソン・ステイサムの存在は、次作への期待感を大いに高め、物語は新たな展開へと続いていくことを示唆しています。