「クリント・イーストウッド」と聞いて、何を思い浮かべますか？ 映画ファンなら、俳優、監督として数々の名作を世に送り出してきた映画界の巨匠というイメージが強いのではないでしょうか。2024年5月31日に94歳を迎える今も現役で、最新監督作の公開が控えている。この記事では、クリント・イーストウッドの現在の活動から、若い頃の貴重な写真、映画作品、家族構成まで、徹底的に解説します。
衰え知らず！ 94歳のクリント・イーストウッドは今も現役
2024年現在、94歳を迎えるクリント・イーストウッド。 「クリントイーストウッド 現在」というキーワードで検索する人が多いように、彼の現在の活動に関心を抱いている人が多いようです。
- 2024年3月には、公の場に姿を現し、最新監督作『Juror No. 2（原題）』が公開される予定。
- しかし、この作品は配給元のワーナー・ブラザースから冷遇されているという報道もあります。
- 全米50館以下という異例の限定公開で、宣伝活動もほとんど行われていない。
- アカデミー賞に向けたキャンペーン活動も行われていない。
- ワーナーは当初から配信向け作品だったと説明していますが、製作費から考えると劇場公開を前提とした企画だったと考えられています。
- 一部報道では、今作が引退作になるのではという噂も。
若い頃のクリント・イーストウッド： 写真で見る男前遍歴
「クリントイーストウッド 若い頃」と検索する人も多いように、若い頃のクリント・イーストウッドは非常にハンサムでした。 25歳ごろの写真から、映画出演時の写真まで、彼の男前遍歴を写真で振り返りましょう。
- 1955年ごろ（25歳ごろ）
- 1956年6月（26歳）
- 1959年1月（28歳） テレビ映画『ローハイド』より
- 1964年1月（33歳） 映画『荒野の用心棒』より
- 1971年12月（41歳） 映画『ダーティハリー』より
代表作から最新作まで：クリント・イーストウッドの映画作品
クリント・イーストウッドは、俳優としてだけでなく、映画監督としても数々の名作を世に送り出してきました。 「クリントイーストウッド 映画」と検索する人に向け、代表作から最新作まで、彼の映画作品を概要と共に紹介します。
『ローハイド』（1959～1965年）
クリント・イーストウッドの俳優としてのキャリアの転換期となった西部劇のテレビ映画シリーズ。副隊長ロディを演じ、ミズーリ州のセデリアを目指すフェイバー一行が、囚人護送車に出会い、脱走を企てた囚人たちに重傷を負わされた保安官の代わりに、フェイバーとロディが護送することになる物語。
『荒野の用心棒』（1964年）
1872年、ニュー・メキシコを舞台に、流れ者のガンマン、ジョー（クリント・イーストウッド）が町を牛耳る二つの勢力の共倒れを企てる物語。
『夕陽のガンマン』（1965年）
『荒野の用心棒』、『続・夕陽のガンマン』と合わせて「ドル箱三部作」と呼ばれている作品。
『続・夕陽のガンマン』（1966年）
『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』と合わせて「ドル箱三部作」と呼ばれている作品。
『ダーティハリー』（1971年）
悪に対しては手荒な手段も選ばないハリー・キャラハン刑事（クリント・イーストウッド）が、プールサイドで女が襲撃される事件をきっかけに、犯人からの脅迫状を受け取る。彼は周囲から「ダーティハリー」と異名をつけられていた。シリーズ全5作品からなり、『ダーティハリー4』ではクリント・イーストウッド自身が監督を務める。
『恐怖のメロディ』（1971年）
ラジオDJのデイブ（クリント・イーストウッド）のもとに、毎晩「『ミスティ』をかけて」とリクエストしてくる女性が現れる。やがてその女性イブリン（ジェシカ・ウォルター）に出会ったデイブは一夜を共にするが、その後イブリンに付きまとわれるようになる。クリント・イーストウッドの監督デビュー作。
『許されざる者』（1992年）
かつて悪名で名を轟かせたウィリアム（クリント・イーストウッド）が、妻に先立たれ、農夫として静かに暮らしていた。そんな彼の元に、賞金稼ぎの話が持ちかけられ、生活費を稼ぐために再び立ち上がる。クリント・イーストウッドの監督/出演作で、アカデミー賞で作品賞、監督賞を受賞。
『マディソン郡の橋』（1995年）
アイオワ州マディソン郡に住む主婦、フランチェスカ（メリル・ストリープ）が、夫と子供たちが出かけるため4日間ひとりで過ごすことになる。するとカメラマンのロバート（クリント・イーストウッド）に出会い、生涯忘れられない4日間を過ごす。ロバート・ジェームズ・ウォラーの同名ベストセラー小説を原作とした作品。
『ミスティック・リバー』（2003年）
幼馴染のジミー（ショーン・ペン）、デイブ（ティム・ロビンス）、ショーン（ケヴィン・ベーコン）は、幼いころにデイブが誘拐されたことをきっかけに疎遠になっていた。25年の月日が経ち、ジミーの愛娘が死体で発見され、刑事となったショーンが事件を担当すると、デイブが容疑者として浮上する。デニス・ルヘイン著の同名小説を、クリント・イーストウッドが映画化。アカデミー賞にて作品賞をはじめとする6部門にノミネートされ、主演男優賞、助演男優賞を受賞。
『ミリオンダラー・ベイビー』（2004年）
貧しい家で育ち、家族から愛情を受けずに育ったマギー（ヒラリー・スワンク）は、自分の存在を証明するために女子ボクシング界での成功を夢見る。そしてマギーは数多くの有名ボクサーを育ててきたフランキー（クリント・イーストウッド）に弟子入りを依頼する。F.X.トゥール著の同名小説を、クリント・イーストウッドが映画化、出演した作品。アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞を受賞。
『硫黄島からの手紙』（2006年）
1944年6月、第二次世界大戦中、硫黄島では日米軍の戦闘が開始されようとしていた。そこにアメリカ留学経験のある陸軍中将の栗林（渡辺謙）が降り立ち、戦死が名誉とされていたなか、彼は兵士たちに生きて帰るよう命じる。日本兵からの視点で硫黄島の戦いを描いた、クリント・イーストウッド監督作品。ロン・パワーズのノンフィクション小説『硫黄島の星条旗』を原作とした映画『父親たちの星条旗』との2部作。
『グラン・トリノ』（2008年）
元軍人のウォルト（クリント・イーストウッド）は、近所に住んでいるアジア系やラテン系の移民との交流を拒む人種差別主義者だった。ある日、愛車を盗もうとした隣人でアジア系移民の少年タオ（ビー・ヴァン）と出会い、交流が始まる。クリント・イーストウッドの監督、主演作。
『運び屋』（2018年）
90歳のアール（クリント・イーストウッド）は、商売に失敗し自宅を差し押さえられそうになっていた。金に困っていた彼のもとに、車の運転という仕事が持ちかけられ、簡単な仕事と思い引き受けるが、実は麻薬を運ぶという危険な内容だった。クリント・イーストウッドの監督、主演作。
息子や娘は？ 意外と知らないクリント・イーストウッドの家族
クリント・イーストウッドは、2度の結婚と離婚を経験し、婚外子を含め8人の子供を授かっています。 「クリントイーストウッド 息子」と検索する人もいるように、彼の家族構成は複雑で、あまり知られていません。
- ローリー・マレー（1954年誕生）：最初の妻との婚約中に交際していた女性との間に誕生。
- キンバー・リン・イーストウッド（1964年誕生）：最初の妻と結婚中に、ダンサーのロクサーヌ・チュニスとの間に誕生。
- カイル・イーストウッド（1968年誕生）：最初の妻マギー・ジョンスンとの間に誕生。ベーシスト、作曲家として活躍。
- アリソン・イーストウッド（1972年誕生）：最初の妻マギー・ジョンスンとの間に誕生。俳優、モデル、デザイナーとして活躍。
- スコット・リーヴス（1986年誕生）：客室乗務員のジョセリン・リーヴスとの間に誕生し、俳優として活躍。
- キャスリン・リーヴス（1988年誕生）：客室乗務員のジョセリン・リーヴスとの間に誕生した、スコット・リーヴスの妹で俳優として活動。
- フランチェスカ・ルース・フィッシャー・イーストウッド（1993年誕生）：交際していた俳優のフランシス・フィッシャーとの間に誕生し、俳優として活動。
- モーガン・イーストウッド（1996年誕生）：2番目の妻、ディナ・ルイスとの間に誕生し、モデル、俳優として活動。
クリント・イーストウッドの映画人生は終わらない
この記事では、クリント・イーストウッドの現在の活動、若い頃の写真、映画作品、家族構成について解説しました。 94歳を迎えてもなお、映画への情熱を持ち続けるクリント・イーストウッド。彼の映画人生はまだまだ終わらないでしょう。
